ドローン drone
2019年度における国内のドローンビジネスの市場規模は約1,409億円と推測され、2016年度の353億円と比べて3年間で4倍になっている。ドローンを用いた産業を分野別でみると、「農業」が一番多く260億円、次が「点検」で115億円、「土木・建築」で60億円と続く。
国土交通省は、ドローンを用いた物流体制を整えることによる、「買い物難民問題の解決」、「温室効果ガスの排出量低減」、「災害時の物流ネットワーク整備」といったメリットを活用するため、主に過疎地域における実証実験を行っている。
今後は、インフラや設備点検分野の利用が拡大していくとともに、バッテリー等の消耗品やドローン自体の定期的なメンテナンス、業務環境に即した保険のバリュエーションの増加など、ドローンを利用するにあたって必要となる周辺産業が発達していくとみられる。
参照元
ドローンビジネス調査報告書2020 インプレス総合研究所(2020) https://research.impress.co.jp/report/list/drone/500869
物流分野における小型無人機の活用 国土交通省(2020) https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_tk_000024.html